こんにちは、すずなつの夫です。
せっかく早期に再就職できたのに、再就職先の年収が前職より低いとモチベーションが下がってしまいますよね。。。
私も大手自動車工場を退職後、中小の町工場に勤務したときは年収が下がってしまい、モチベーションに大きく影響しました。下がるとわかっていたけどやっぱりショックです。
しかし、このように前職から年収が下がってしまった方が使える補助金があることをご存知でしょうか?
今回は「就業促進定着手当」について解説します。
・5年間、大手自動車会社の工場に勤務
・4年間、中小企業の町工場に勤務
・危険物取扱者・第2種電気工事士の資格取得(高校の時によくわからんまま取得した過去の栄光)
・SEにキャリアチェンジするも、わずか5ヶ月で退職
・現役ハロワ通い→2023年4月から会社員+副業へ㊗
就業促進定着手当とは何か
就業促進定着手当とは、再就職手当を受給した方で前職よりも年収が下がってしまった場合に、一定期間下がった分の賃金を支給して補う制度です。
ここで大前提なのが、前述した「再就職手当を受給した方」が対象の制度なので、再就職手当を受給していない方は対象外なので注意してください。。。
再就職手当について詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してくださいね。
申請の方法
申請は、再就職先に勤務してから6ヶ月経過した後に行います。
必要な書類は以下の通りです。
1.就業促進定着手当支給申請書
2.雇用保険受給資格者証
3.出勤簿やタイムカードのコピー
4.賃金台帳や給与明細のコピー
必要な書類を揃えたら、ハローワークに提出して申請します。
1.就業促進定着手当支給申請書
再就職手当を受給した時に送られてくる支給決定通知書に同封されている申請書です。
くれぐれも支給決定通知書は無くさないように取っておきましょう!
申請書には本人が記入する欄の他に事業者が記入する欄があるので、再就職先の会社に書いてもらいます。
2.雇用保険受給資格者証
離職後にハローワークで失業給付の手続きをしたとき後に行くことになる「雇用保険受給説明会」で受け取る書類です。
再就職手当の申請でも必要なのですが、その後の就職促進定着手当の申請でも必要になりますので、給付が受け取れる期間まで捨てずに保管しましょう。
もし、無くしちゃった場合はハローワークに運転免許証などの本人確認書類と印鑑を持って再発行を受けることができるので焦らなくても大丈夫です。
3.出勤簿やタイムカードのコピー
就業促進定着手当支給申請書の事業記入欄に「賃金支払対象期間」があるのですが、対象期間の就労状況を証明するために出勤簿やタイムカードのコピーが必要になります。
申請書を書いてもらうときに併せてコピーを依頼しておくとスムーズです。
4.賃金台帳や給与明細のコピー
3と同じく対象期間の賃金を証明する書類も必要なので、申請書を書いてもらうときに給与明細などのコピーも依頼しましょう。
受給の条件
就業促進定着手当を受給するためには以下の条件を満たしていることが必要です。
1.再就職手当を受給していること
2.再就職先での就職日から6ヶ月以上継続して勤務していること
3.前職の賃金よりも再就職先の賃金が下回ること
1.再就職手当を受給していること
就業促進定着手当を受給するためには、早期に再就職したときに受給できる「再就職手当」をもらうことが前提条件です。
離職していた期間が長いと再就職手当を受給することができませんので「就業促進定着手当」も受給できないことになります。再就職の期間が短いほど有利なので、無理のない範囲で早めに就職しましょう。
私も再就職手当を受給申請できたので、この「就業促進定着手当」を申請することになった場合はまた、共有しますね。
2.再就職先での就職日から6ヶ月以上継続して勤務していること
再就職先での就職日から同じ職場で継続して半年以上勤務していることが第2の条件になります。
私の前職のように5ヶ月で退職してしまうと受けられる手当が支給されなくなりますので、ストレス過多にならなければ
半年は継続して勤めましょう。
3.前職の賃金よりも再就職先の賃金が下回ること
前職の賃金よりも下回った分を、手当によって補うことで就業の定着を図ることが目的の手当ですので、
前職の賃金よりも上がっている場合は手当を受けることはできません。
ただ、この場合でも再就職手当はもらえますので個人的には再就職手当をもらい、且つ賃金が上がる転職ができたらば、
就業促進定着手当を受けることができなくても何ら問題はない、むしろ成功な転職だと思いますね。
まとめ
今回は就業促進定着手当について解説しました。
もう一度必要な書類と条件をおさらいしましょう。
受給に必要な書類はこの4つです。
1.就業促進定着手当支給申請書
2.雇用保険受給資格者証
3.出勤簿やタイムカードのコピー
4.賃金台帳や給与明細のコピー
受給の条件はこの3つです。
1.再就職手当を受給していること
2.再就職先での就職日から6ヶ月以上継続して勤務していること
3.前職の賃金よりも再就職先の賃金が下回ること
チャレンジしたい業界、やりたい職種はあってもキャリアを変えたら賃金が下がってしまう。。。
そんな悩みを解決できる可能性がある手当ですので、賃金の面で転職を躊躇している方は就業促進定着手当を知っておくと
行動に移しやすいかと思います。
まずは最寄りのハローワークに相談しましょう。
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